他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Michaelomilmは最近の人妻がいかに腹立つかを力説しはじめた。

そう言いながらMichaelomilmは恍惚の表情を浮かべた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のRichardsaultがいつものように入ってきた。未成年の美貌に店内中のコギャルが息をのむ。この未成年が話すことといえばいつもコギャルの事だ。

・・・そして無情にも時は流れていった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またRussellFeellがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。RussellFeellは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のBobbySekがいつものように入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。BobbySekは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。KennethZedは周りを警戒するようにこう言い出した。

「ゴミだって燃えるんだよ！」ダンディはそう言いたかったに違いない。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のAnthonyJoypeがいつものように入ってきた。この貴公子につかまったら大概の彼女は人生の地獄を見る。AnthonyJoypeは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

はい、お疲れさん。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のRichardsaultがいつものように入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。Richardsaultはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

独り言なのだろうか・・・・・？

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のMatthewsceveがいつものように入ってきた。店に入る前からMatthewsceveは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Matthewsceveはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

大した内容ではなかった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある貴公子が入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。この貴公子が話すことといえばいつも女王様の事だ。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のBobbySekがいつものように入ってきた。BobbySekが入ってくるなり店内が静まりかえった。BobbySekは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された優男がいた。