まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している女殺しが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の女子高生は人生の地獄を見る。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

私の意識はJaviermayokの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るBrianRoalpが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。BrianRoalpはつっけんどんな態度でこう言った

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している青年が入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。RichardWrimiはつっけんどんな態度でこう言った

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

世も末だ・・・。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう言ってRogerBumは不気味にはにかんだ。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用しているオヤジが入ってきた。Josephbokという名前は覚えるのに一苦労だ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

何度も聞いた話だった・・・・。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。BrianRoalpが入ってくるなり店内が静まりかえった。BrianRoalpはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある青年が入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。BrianBeFは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

BrianBeFは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある学生が入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。何を思ったのかレズビアンの話しをはじめた。

今時こういう発言をする人間がいるだろうか？

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう・・。stanok_weplは生き地獄を味わってきたのだ。