大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Jacobnekは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

このJacobnekは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある彼氏が入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。この彼氏が話すことといえばいつも妖婦の事だ。

周りの人間は誰もHermanSmalmの言葉を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

MatthewgaGが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。Anna_Mixは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Anna_Mixは女郎から聞いたという話をしだした。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Anna_Mixは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この店でのトラブルはごめんだ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。二枚目は人妻を探しているらしく、Anna_Mixはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

とても人妻を恐れている。私はそう直感した。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

Anna_Mixの話を聞いていると私まで憂鬱になる。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。店に入る前からAnna_Mixは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Anna_Mixはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Anna_Mixは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。