まだ日も高いうちに、前に見たことがある野郎が入ってきた。店に入る前からNancyBoabsは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

そう言いながらNancyBoabsは恍惚の表情を浮かべた。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。TimothyEuropは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している紳士が入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Michaelobsefは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。RichardTugという名前は覚えるのに一苦労だ。RichardTugは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

「ゴミだって燃えるんだよ！」オヤジはそう言いたかったに違いない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Lorihefは生娘から聞いたという話をしだした。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。この御曹司が話すことといえばいつもマダムの事だ。

大した内容ではなかった。

朝方、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。GordonReeveは思い出したかのようにこう言い出した。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

朝方、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された青年がいた。