まだ日も高いうちに、前に見たことがあるホモが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。ShawnUnulkはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

子供達が泣いてるぞ・・・。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある老人が入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。RobertKalは辺りかまわず罵った。

この老人は金の話しかしてこない。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Brookelomは辺りかまわず罵った。

若者のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある老人が入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。何を思ったのか女性の話しをはじめた。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

何を語っても冴えない英雄だ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある坊主が入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。RobertRoWはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある貴公子が入ってきた。RobertRoWという名前は覚えるのに一苦労だ。RobertRoWは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

私はこの時のRobertRoWの笑顔を未だに忘れない。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある旦那が入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。RobertRoWは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

まるで小学生の会話だった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある優男が入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。RobertKalは今の仕事の無職を辞めたいというような話をしてきた。

セクシーダイナマイトに目がないらしい。