大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある優男が入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。何を思ったのか箱入り娘の話しをはじめた。

なかなか話し上手な優男だ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Douglasroyakは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

子供達が泣いてるぞ・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Carlosmogは1歩もその場を動こうとしなかった。

このオヤジは金の話しかしてこない。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のJosephGOrがいつものように入ってきた。JosephGOrは店内中の女に投げキッスをし、私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

中年のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またSheilaWRATOがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。SheilaWRATOはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

殆ど逆ギレだ・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るfixIniffが入ってきた。この女殺しにつかまったら大概のオバサンは人生の地獄を見る。fixIniffは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

何を語っても冴えない女殺しだ。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Stevencobreは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。Darrylpycleはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

そう言ったDarrylpycleの表情は酷く疲れていた。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している旦那が入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Chrisagomyは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある彼氏が入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

まるで小学生の会話だった。