朝方、見馴れない一人の女殺しが店に入ってきた。この女殺しにつかまったら大概の女子高生は人生の地獄を見る。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

・・・不様としか言いようが無い。

朝方、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。今夜は最悪の気分だ。Michaelplunkはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

はい、お疲れさん。

朝方、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

この紳士からこの話が出てくるとは思わなかった。

朝方、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。マドンナから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

朝方、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目は女性を探しているらしく、何を思ったのか女性の話しをはじめた。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

朝方、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Patrickbakはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

朝方、見馴れない一人の男が店に入ってきた。Seandawは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Seandawはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

未だに過去にすがって生きている。

朝方、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

なかなか話し上手なプリンスだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

子供達が泣いてるぞ・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。SoniaDoxはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。