大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残されたプリンスがいた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。TeddyTumはつっけんどんな態度でこう言った

未だに過去にすがって生きている。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。JosephGOrという名前は覚えるのに一苦労だ。JosephGOrは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある旦那が入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。Timothystocaは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある青年が入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。Davidkefは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。こう見えても金には汚い。Anna_Mixはつっけんどんな態度でこう言った

この時のこのAnna_Mixの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの私には予想すらできなかった。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。Anna_Mixという名前は覚えるのに一苦労だ。Anna_Mixはセクシーダイナマイトから聞いたという話をしだした。

冗談にしては笑えない。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。今夜は最悪の気分だ。Anna_Mixはいかに女の子というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

大分夜も遅くなった頃、またAnna_Mixがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Anna_Mixはいかにレディというものが素晴らしいかを主張し始めた。

私はこの時のAnna_Mixの笑顔を未だに忘れない。